デジタル大辞泉 「テニエル」の意味・読み・例文・類語 テニエル(John Tenniel) [1820~1914]英国の挿絵画家。風刺漫画雑誌「パンチ」の主筆画家を務めた。また、「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の挿絵でも知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テニエル」の意味・わかりやすい解説 テニエルTenniel, Sir John [生]1820.2.28. ロンドン[没]1914.2.25. ロンドンイギリスの挿絵画家,風刺画家。ルイス・キャロルの『ふしぎの国のアリス』(1865),『鏡の国のアリス』(1872)の挿絵で世界的に著名。ロイヤル・アカデミーに学び,1846年イギリス上院の「詩人の間」にフレスコ画『聖セシリア』を制作。1851~1901年イギリスの風刺誌『パンチ』に 2300点以上の時事漫画を描いた。そのなかでもオットー・フォン・ビスマルクの辞職に取材した『船を降りる操縦士』(1890)は有名。王立水彩画家協会会員で,1893年貴族の称号を得た。ほかに『イソップ寓話集』の挿絵(1848),水彩画『ピグマリオン』(1878,ビクトリア・アンド・アルバート美術館)など。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報