デルタテリディウム(英語表記)Deltatheridium

世界大百科事典 第2版の解説

デルタテリディウム【Deltatheridium】

モンゴルの白亜紀後期の地層(約7800万年前)から恐竜の化石とともに発見された,頭骨長3.5cmのネズミ大の哺乳類の1属。上顎(じようがく)の臼歯の咀嚼(そしやく)面が三角形をしていて,歯数や歯の形態から原始的な哺乳類とされる。かつては正獣類(有胎盤類)の最古のものと考えられ,食虫類に含められたこともあるが,後獣類(有袋類)との類似性も強い。現在は,正獣類と後獣類の中間段階のものとして,正獣類でも後獣類でもない,第3の絶滅した系統の群に含められている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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