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トリグリセリド triglyceride

翻訳|triglyceride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トリグリセリド
triglyceride

中性脂肪 neutral fatともいう。1分子のグリセリン脂肪酸3分子と結合してエステル化されたもので,不飽和脂肪酸が多いと融点が低く,液状になる。脂肪酸鎖の炭素数は通常 14個以上。不飽和トリグリセリドは植物性のものに多く,空気中の酸素を取込むと過酸化物になったり,乾いて固まる (乾性油) 。トリグリセリドは皮下脂肪の本体で,リポプロテインリパーゼによって絶えず脂肪組織に取込まれたり分解されたりして熱源として利用されている。 1gの燃焼熱は 9450calであるが,栄養生理学的には 9000calとして計算される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のトリグリセリドの言及

【グリセリド】より

…グリセライド,アシルグリセロールともいう。グリセリンの3個の水酸基すべてが脂肪酸とエステルを形成したトリグリセリドは動植物脂肪の主成分をなす。グリセリンの2個の水酸基がエステル化したジグリセリド,1個の水酸基がエステル化したモノグリセリドも天然に存在するが,トリグリセリドに比べて存在比は小さい。…

【脂肪】より

…一般に水には溶けないが,エーテルやクロロホルムなどの有機溶剤には溶ける。その大半は,グリセロールの三つの水酸基すべてに脂肪酸の結合したトリアシルグリセロール(トリグリセリド)であり,少量のモノグリセリド,ジグリセリドが含まれる。脂肪酸としてはステアリン酸,パルミチン酸などの飽和脂肪酸,オレイン酸,リノール酸などの不飽和脂肪酸が多い。…

【消化】より

…この過程を細胞内消化という。
[脂質の消化]
 食物中の脂肪の大部分は中性脂肪(トリグリセリド)であるが,これは胆汁酸の存在下,腸管運動のかくはん混和作用により,乳化された状態で膵リパーゼの加水分解作用をうけ,モノグリセリドと脂肪酸に加水分解される。脂肪の加水分解を触媒するリパーゼは,脂肪と水の界面で作用するので脂肪が乳化され,反応表面積が増加していると加水分解は著しく促進される。…

【中性脂肪】より

…したがって,生体膜などの構成成分となる複合脂質に比べて,脂質のなかでは変動しやすい性質をもっている。 グリセリドにはモノグリセリド,ジグリセリド,トリグリセリドの3種があるが,グリセリンの3個の水酸基がすべて脂肪酸でエステル化されたトリグリセリド(トリアシルグリセロール)が,動植物には中性脂肪として圧倒的に多く含まれているので,このトリグリセリドを例にとって,中性脂肪の代謝をより詳しくたどってみたい。 トリグリセリドの脂肪酸としてはC16(パルミチン酸)とC18(オレイン酸,リノール酸,リノレン酸)が最も一般的である。…

※「トリグリセリド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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