トレオース

デジタル大辞泉 「トレオース」の意味・読み・例文・類語

トレオース(threose)

アルドースに分類されるテトロースの一。二つ不斉炭素原子をもつ。異性体エリトロースがある。化学式C4H8O4

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「トレオース」の解説

トレオース
トレオース
threose

C4H8O4(120.11).アルドテトロース一種.天然には知られていないが,光学活性体は,それぞれD-,L-キシロースからウォール分解,そのほかの組み下げ法により得られる.D-トレオースは潮解性が大きく,シロップ状.-13.2°(水).水に易溶.甘味があり,冷時でもフェーリング液を還元する.リン酸エステル光合成解糖,発酵などの中間体.L-トレオースもD-トレオースと同様に合成される.[CAS 29884-64-8:DL-トレオース][CAS 95-44-3:L-トレオース]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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