トーキン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トーキン」の意味・わかりやすい解説

トーキン

磁気材料の総合メーカー。 1938年日本特殊金属として設立。同年東北金属工業と改称,88年現社名に変更。通信機用フェライトの大手であるが,ノイズ防止関連部品で強く,近年急速に伸びた各種磁気カードとともに高収益をもたらしている。また系列の NEC向けコンデンサ,電子デバイスも伸びている。 95年中国アモイの子会社でフェライトの量産がスタートしたほか,ベトナムでもコイル類の委託生産を開始した。売上構成比は,金属磁性部品 18%,電磁セラミック部品 49%,応用機器 33%。年間売上高 780億 900万円 (連結。うち輸出 12%) ,資本金 105億 600万円,従業員数 1726名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android