ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドール山地」の意味・わかりやすい解説 ドール山地ドールさんちMont-Dore フランス中南部のマシフサントラル(中央山地)の一角,オーベルニュ山地のなかで最高部を占める山地。ピュイドドーム県に属する。最高峰はピュイドサンシー(1886m)。古第三紀時代の火山が浸食に抗して残った円形の山地からなる。直径は約 30km。ロアール水系とガロンヌ水系の分水嶺を形成し,噴火口,火口湖,溶岩流などの火山地形に富み,山麓のモンドール(クレルモンフェラン南南西約 50km)には鉱泉も湧出する。国道が北側を東西に走り,観光・保養地帯となっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by