ネクベト(その他表記)Nekhbet

改訂新版 世界大百科事典 「ネクベト」の意味・わかりやすい解説

ネクベト
Nekhbet

上エジプト第3ノモスの主都ネケブNekheb(現在名エル・カブ)のハゲタカの姿をした女神。エジプトの王の第2の称号〈ネブティ名〉はバスケットに乗ったハゲタカととぐろを巻いたコブラで表されるが,これは上エジプトの神ネクベトと下エジプトの神ウアジェトを示すものであった。王冠にも,しばしばハゲタカとコブラがその前面に付けられた。エジプトの王権が2人の女神の守護のもとにあったということは,女系家族制のなごりというべきかも知れない。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネクベト」の意味・わかりやすい解説

ネクベト
Nekhbet

古代エジプトの女神。ムート女神と同様,はげたかの形またはこの鳥を頭にかぶった姿に表わされ,しばしばムートと混同されたが,上エジプトの王冠をかぶった女王として表わされることもある。上エジプトの守護女神として歴代のファラオに厚く尊崇された。

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