ネツ・ゼツ・ゼイ・やく(漢字)

普及版 字通 の解説


19画

(異体字)
12画

[字音] ネツ・ゼツ・ゼイ
[字訓] やく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は熱(ねつ)。〔説文十上に「燒くなり」とし、(げい)声とするが、〔説文〕にを収めず、またの声は熱あるいは勢(せい)に近い。熱をその本音とするならば、熱声とみてよい字である。投降者を棺に載せ、その棺をいて投降者をゆるす古儀があって、これを(ねつしん)という。「赦(ゆる)す」は火によって修祓する儀礼である。はまたに作り、(ぜい)声。〔礼記、郊特牲〕に「(てん)して、然る後に(せう)を(や)く」とあって、これも火を祭儀に用いる例である。

[訓義]
1. やく、もやす。
2. こがす。

[古辞書の訓]
名義抄 アツシヤク・タク 〔立〕 アツカフ・ア(ツ)シ・トモス・ヤク

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報