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ノモグラフ nomograph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノモグラフ
nomograph

計算図表と訳される。数値計算を簡単に,しかも能率的に行うために,種々の状態量や事象間の関係をあらかじめ計算しておいてその関係を図表 (グラフ) に表現し,種々の設計計算などに便利なようにしたものをいう。これを用いて計算することを図表計算といい,簡易設計に広く利用されている。ノモグラフには,共点図表と共線図表とがあり,共線図表のなかには平行線型,N字型,傘型 (放射型) などがある。たとえば uvw の間に wuv という関係があるとき,そのいずれか2つを知ると,乗法あるいは除法によって,残り1つを求めることができる。 wuv の共点図表は,まず両辺の対数をとり, log w= log u+ log v として,次に z= log wx= log uy= log v とおけば,上式は zxy であるから,対数方眼紙を用いると,第1図のようなグラフが得られる。これが目的の wuv の共点座標である。この計算では3直線が1点を共有することを利用するので,この名がある。共線図表は第2図のように等間隔に3本の平行線 XYZ をとって,X= log u,2Y= log wZ= log v となるように uvw の目盛りをとる。1本の直線とこれらの3本の平行線が交わるとき,それらの交点の座標 xyz の間には y=(xz)/2 という関係が成り立つから, log w= log u+ log v ,すなわちそれらの3点の目盛り uvwwuv の条件を満たす。これは求める共線座標である。

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