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ハムフン(咸興)市 ハムフンHamhǔng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハムフン(咸興)〔市〕
ハムフン
Hamhǔng

北朝鮮,トンチョソン (東朝鮮) 湾の湾奥北岸にある工業都市。ハムギョンナム (咸鏡南) 道の道庁所在地。9区域から成る。大部分が丘陵地であるが,中心地域は南西部のハムフン平野にあって,ソンチョン (城川) 江にのぞむ。北緯 40°付近にあるが,年平均気温は 10~11℃で,北緯 38°付近と同じである。古くからクアンブク (関北) 地方の中心都市で,李氏朝鮮では咸鏡道の観察使営がおかれ,また農産物,牛皮などの定期市場としてもにぎわった。 1920年代末以降,咸鏡鉄道が開通し,北方の山地にプジョン (赴戦) 湖,チャンジン (長津) 江の水力発電所が完成するなどして,工業が急速に発展。 30年府となった。朝鮮戦争で大きな被害を受けたが復興し,64年工業都市のフンナム (興南) を合併して重要性を増した。化学工業が特に発達しており,合成繊維のイパル (二八) ビナロン連合企業所 (年産5万t) ,フンナム肥料連合企業所など北朝鮮屈指の大工場を有するほか,ポングン (本宮) 区域の農薬,カーバイドなど多種の工場がある。またリョンソン (竜城) 機械工場の各種重機械をはじめ金属,機械,建材などの工業も行われる。教育研究機関としては科学院の分院,医科大学,工業大学,化学大学などがある。ピョンラ (平羅) 鉄道の要駅で,チャンジン線,シンフン (新興) 線が接続している。近代的な港湾施設をもつソホ (西湖) 津がある。人口 70万 1000 (1987推計) 。

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