ハラジロカツオブシムシ

栄養・生化学辞典の解説

ハラジロカツオブシムシ

 [Dermestes maculatus].コウチュウ目カツオブシムシ科の食品の害虫.動物性の食品に被害がでる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ハラジロカツオブシムシ【hide beetle】

甲虫目カツオブシムシ科の昆虫。成虫は背面が黒褐色であるが,腹面はその名のように白色毛で覆われる。胸部の両側には白色毛を,上翅には淡暗両色毛を混生する。各翅端の会合部には1個の小さいとげを有する。体長6~10mm。世界各地に分布し,幼虫は干魚や魚粕,毛皮など動物質のものを広く食害する。またアカオビカツオブシムシなどとともにカイコのさなぎに集まることで知られる。野外では動物の死骸に見られる。成虫は4月ころから交尾,産卵を始める。

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世界大百科事典内のハラジロカツオブシムシの言及

【カツオブシムシ】より

…鰹節を食害するところからその名がつけられたが,家屋内では毛織物,動物標本,カイコのさなぎなど動物質のものを広く加害する。英名もbacon beetleのほかskin beetle,hide beetleなどがある。野外に生息する種の一部が文明とともに家屋内にも発見されるようになった。…

【カツオブシムシ】より

…野外に生息する種の一部が文明とともに家屋内にも発見されるようになった。家屋に侵入して害虫としてよく知られる種はヒメマルカツオブシムシ(イラスト),ヒメカツオブシムシ(イラスト),ハラジロカツオブシムシ,トビカツオブシムシ,アカオビカツオブシムシなど6~7種である。とりわけヒメマルカツオブシムシ,ヒメカツオブシムシは繊維に含まれるケラチンを消化できるため,被害は大きい。…

※「ハラジロカツオブシムシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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