20世紀西洋人名事典 「ハロルドローゼンバーグ」の解説
ハロルド ローゼンバーグ
Harold Rosenberg
1906.2.2 - 1978.7.11
米国の文芸・美術批評家。
ニューヨーク生まれ。
社会派芸術家の機関紙「芸術戦線」や、前衛芸術誌「ポシビリティーズ」などの編集に携わった。1952年画期的論文「アメリカのアクション・ペインター」を発表し、戦後におけるアメリカ美術の重要性を最初に主張。主な著作に、「新しいものの伝統」(’59年)、「美術作品とパッケージ」(’69年)、「行為と行為者」(’71年)がある。’30年代以降柔軟な左翼的立場から、批評界の重鎮として文学・芸術一般の問題を論じ続け、その活動は文学、政治など広い分野に及ぶ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報