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バウツ

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百科事典マイペディアの解説

バウツ

初期ネーデルラント絵画の代表的画家の一人。ハールレム生れ。ファン・デル・ウェイデンの後継者とされるが,その劇的描写に対し瞑想的表現を特色とする。《聖餐の祭壇画》(1467年,ルーバン,シント・ペーテル聖堂蔵)など,おもに宗教画を描き,背景の風景描写に新味を打ち出した。

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世界大百科事典 第2版の解説

バウツ【Dieric(Dirc,Dirk) Bouts】

1420ころ‐75
ネーデルラントの画家。ハールレムに生まれ,1448年ころからルーバンに移り住み,同地で生涯を終えた。ロヒールファン・デル・ウェイデンとヤン・ファン・アイクの影響を時期を異にして強く受け,さらに北部ネーデルラント出身者特有の鋭い写実感覚を加えて独自の静謐な画風を創造した。後期の代表作《聖餐の祭壇画》の中央パネル最後の晩餐〉には,北方画家としてはひじょうに精度の高い線的遠近法が用いられており,細密な室内描写や細やかな光の表現が動きの少ない人物を力強く浮かび上がらせている。

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世界大百科事典内のバウツの言及

【オランダ美術】より

…ハールレムが生んだオランダ最大の彫刻家C.スリューテルは国際ゴシック様式にくみせず堂々たる量感に富んだ石彫像を制作して新たな写実主義への道を開いたが,もっぱらフランスのディジョンで活動したため出身地にはほとんど影響を残していない。絵画においてもミニアチュール画家としてフランスの宮廷で活躍したマルーエルJan Malouel(?‐1415)とランブール兄弟,ルーバンで市の画家を務めたバウツなどは,北部の出身であるにもかかわらず,通常はそれぞれフランスおよびフランドル美術史の中に位置づけられている。北部内での美術活動としてはユトレヒトのアドリアーン・ファン・ウェーセルAdriaen van Wesel(1420ころ‐89ころ)による木彫像制作や同市における伝統あるミニアチュール制作が挙げられる。…

※「バウツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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