バンクロフト糸状虫症(読み)バンクロフトしじょうちゅうしょう(その他表記)bancroftian filariasis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンクロフト糸状虫症」の意味・わかりやすい解説

バンクロフト糸状虫症
バンクロフトしじょうちゅうしょう
bancroftian filariasis

フィラリア症ともいう。バンクロフト糸状虫の感染によって起る疾患。初期症状は,陰嚢上肢下肢の有痛性の腫脹で,精索炎,副睾丸炎睾丸炎陰嚢水腫などがみられる。慢性に経過すると,リンパのうっ滞により乳び尿象皮病などが起る。治療には,ジエチルカルバマジンヒ素剤が用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む