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パイロープ pyrope

翻訳|pyrope

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パイロープ
pyrope

柘榴石固溶体の端成分。 Mg3Al2Si3O12 。立方晶系の鉱物。硬度 7.5,比重 3.535。桃赤色であるが,マグネシウムの一部が鉄に置換されると紫赤色になる。血赤色のものは宝石になる。天然のものには純粋なパイロープはなく,鉄礬 (てつばん) 柘榴石と固溶体をなしている。苦礬柘榴石ともいう。 100℃以上では 7000気圧以上の高圧下でなければ安定に存在しない。柘榴石橄欖岩やエクロジャイトに産する。

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世界大百科事典 第2版の解説

パイロープ【pyrope】

苦バン石ともいう。Mg3Al2Si3O12の化学成分で示されるザクロ石族の鉱物。立方晶系に属し,淡桃~赤紫色,純粋な場合は無色。モース硬度7.5,比重3.582,へき開はない。粒状の結晶として産出する。天然のものはMgの一部がFe(II)やCa,Alの一部がCrやFe(III)に置換されている。高圧でのみ安定であり,エクロジャイト相やグラニュライト相などの高圧でできた変成岩,ザクロ石カンラン岩,キンバーライト,ダイヤモンドの包有物に出現する。

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世界大百科事典内のパイロープの言及

【ガーネット】より

… ガーネットは単一宝石ではなく,各種のガーネット群によって形成されている。アルマンディンalmandine,パイロープpyrope,両者の中間的成分のロードライトrhodoliteの3種は赤色から帯紫赤色,暗赤色を示し,真実,友愛,忠実を象徴し,1月の誕生石に用いられる。スペサルティンspessartineは橙色系の色であるが,透明度の良いものが宝石用となる。…

※「パイロープ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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