広場や競技場などに大型スクリーンを設置し、大勢でスポーツの試合などを見ること。また、このような方法で行われるイベント。遠隔地で行われているオリンピックやサッカーの大会などを大型スクリーンで見るというだけでなく、大人数で応援しながら、興奮や感動を分かち合うという目的がある。同様の趣旨のものとしては、スポーツバーや、出場選手の出身校、所属企業などが主催する上映会などがある。また、近年は映画館を利用し、スポーツの試合やコンサートを生中継するイベントが行われており、ライブビューイングlive viewingとよばれる。
日本のパブリックビューイングの原点は、テレビが家庭に普及する前の1950年代に行われた街頭テレビといえるが、現在のような方法が採用されるようになったきっかけは、1988年(昭和63)のオリンピック・ソウル大会であった。このときは室内空間でのクローズドサーキットclosed circuit方式が採用された。衛星生中継には、日本の放送衛星を利用したハイビジョン放送や光ファイバーなど、当時の映像配信における最新技術が用いられた。これ以降、ハイビジョン放送を大画面に表示する技術が進展し、2002年(平成14)に日韓共同で開催された2002FIFAワールドカップでは、パブリックビューイングの名称で大会会場周辺や他のサッカー競技場、大ホールなどで行われ、スポーツ観戦の方法として定着した。
[編集部]
少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...
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