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パルクール 〈フランス〉parkour

デジタル大辞泉の解説

パルクール(〈フランス〉parkour)

特別な道具を用いずに、障害物を乗り越えたり素早く移動したりするスポーツ。多く、街中にある建物や壁などを使って行われる。

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知恵蔵miniの解説

パルクール

特別な道具を用いずに、の設置物や自然の地形などを障害物に見立て素早く移動していくスポーツ。略称はPKで、パーコーともいわれる。20世紀初頭にフランスで発祥した。一般に町の中でプレイされ、斜面樹木、壁、手すり、建物、段差などを次々と上ったり飛び越えたり渡ったりして移動していく。日本では数十のチームがあるとみられ、14年4月には日本パルクール協会が設立された。宙返りなどの高度な技を多用しパフォーマンス色を強くしたものは、フリーランニングまたはフリーランと呼ばれる。こうした特別なパルクールは複数の映画に取り入れられており、ネット上にも多数動画がアップされ人気となっている。

(2016-7-7)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パルクール
ぱるくーる
parkourフランス語

町のなかの手すりや壁、建物の凹凸、段差などを障害物と見立て、道具を使わずにすばやく飛び越えたり、柵(さく)の細い横木の上を歩いたり、高い位置まで乗り移ったりしながら移動するスポーツ。パーコーともいう。略称PK。パルクールのパフォーマーはトレーサーtraceurとよばれ、自分の手足の力や身のこなしによって、障害物を獣のように乗り越えながら高速で移動することが特徴である。特別な競技方法や規定はなく、一般的にはジャンプ(跳躍)、ランディング(着地)、ロール(受け身)、バランス(体の平衡)、ボルト(手を使って障害物を越える)、ステップムーブ(障害物をけって体の向きを変える)、ウォールラン(壁などをけって移動する)、ウォールクライム(壁を登る)などが基本的な移動方法である。トレーサーはその場の状態を瞬時に判断し、得意なやり方を組み合わせて移動する。なお、移動中に宙返りなどを組み合わせた離れ技を披露する場合があり、このようなストリートパフォーマンスはフリーランニング、フリーランとよばれることもある。
 パルクールの原点は、障害物を使ったparcours du combattant(パルクールデュコンバタン)というフランスの軍事訓練とされる。これは20世紀初頭にフランス海軍の将校がアフリカ先住民の俊敏さに触発され、自ら体得するために行った訓練方法であった。その後、この軍事訓練をもとに編み出されたものがパルクールである。考案者のダビッド・ベルDavid Belle(1973― )らは、ストリートパフォーマンスを行うパルクールの集団「ヤマカシYAMAKASI」を結成。そのパフォーマンスをリュック・ベッソンが脚本を手がけた映画『YAMAKASI ヤマカシ』や『TAXi2』などで取り上げたため、一躍有名になった。以降、多くのアクション映画や宣伝映像に登場するようになり、ネット動画の配信サイトでも人気を集めている。実際に楽しむ人も世界中で増えており、日本でも若い男女や子供向けにアレンジされたプログラムを組み、スポーツジムなどで取り入れる動きがみられる。[編集部]

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