パロマー写真星図(読み)パロマーしゃしんせいず(その他表記)Palomer Sky Atlas

改訂新版 世界大百科事典 「パロマー写真星図」の意味・わかりやすい解説

パロマー写真星図 (パロマーしゃしんせいず)
Palomer Sky Atlas

アメリカのパロマー山天文台で1950-56年に製作した赤緯-33°以北全天写真星図で,アメリカ地理学協会との共同事業である。口径126cmのシュミット望遠鏡によって36cm角の乾板に6.6°角の空を撮影。赤と青の色フィルターを用いる白黒写真で各935枚。青は10~15分露出で21.1等,赤は40~60分露出で20.0等までを写す。ガラス乾板と印画紙ネガに焼付けをした複製品が販売された。同様の撮影を将来実行すれば固有運動(遠い銀河系外天体を基準として)に関する重要な資料が得られると期待される。なお南極までの拡張作業がオーストラリアチリの姉妹望遠鏡で進行中である。
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関連語 大沢 清輝

百科事典マイペディア 「パロマー写真星図」の意味・わかりやすい解説

パロマー写真星図【パロマーしゃしんせいず】

米国のパロマー山天文台で1950年―1956年に製作された写真星図。赤緯−33°以北の全天の写真星図である。

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