パロー仮性麻痺(読み)パローかせいまひ(英語表記)Porrot's pseudoparalysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「パロー仮性麻痺」の解説

パロー仮性麻痺
パローかせいまひ
Porrot's pseudoparalysis

パロー偽麻痺ともいう。先天梅毒をもつ乳児が,梅毒性骨軟骨炎のため主として上肢の長管骨の痛みを訴え,このために手足を動かさないで,麻痺のようにみえる状態をいう。 J.M.パロー (1839~83) はフランス医師

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世界大百科事典 第2版「パロー仮性麻痺」の解説

パローかせいまひ【パロー仮性麻痺 Parrot’s pseudoparalysis】

早発型の先天性梅毒による肩関節,肘関節部の骨端炎のため,上肢をだらっとして動かさず,他から動かされても痛みを訴える状態。神経や筋肉の障害ではなく真の麻痺ではないので,また,1872年にフランスの小児科医パローJules Marie Parrot(1839‐83)が初めてこの病気を記載したので,この名がある。生後1~2ヵ月にみられ,ときに関節部の腫張がある。梅毒治療法が有効。【小宮 和彦】

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