ヒガンマムシグサ(読み)ひがんまむしぐさ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒガンマムシグサ
ひがんまむしぐさ / 彼岸蝮草
[学]Arisaema undulatifolium Nakai

サトイモ科の多年草。葉は通常二枚でやや同大。小葉は鳥足状に7~13枚つき、小葉間の軸はあまり発達しない。3~5月、葉に先だって花序をつける。仏炎包は褐紫色を帯びる。花序の付属体は棒状で柄がある。狭義には仏炎包が大形で筒部の口辺が耳状に著しく広がるものをミミガタテンナンショウとして区別する。東北地方の太平洋沿岸から本州、四国に分布する。名は、春の彼岸(ひがん)のころに咲くことによる。奄美(あまみ)諸島の徳之島には、近縁種トクノシマテンナンショウが分布する。[邑田 仁]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のヒガンマムシグサの言及

【テンナンショウ】より

… テンナンショウ属Arisaema(英名Indian turnip)は日本で30種以上が分化している大きな属で,西南日本に多い。テンナンショウに似たヒガンマムシグサA.aequinoctiale Nakai et F.Maek.は房総半島から知られ,名まえのように3月に開花を始める早咲きで,やや小型である。この群にはミミガタテンナンショウA.limbatum Nakai et F.Maek.(関東山地,東北や四国の一部)やナガバマムシグサA.undulatifolium Nakai(伊豆地方)など地方的な種が知られている。…

※「ヒガンマムシグサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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