コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヒッパリオン ヒッパリオン Hipparion

2件 の用語解説(ヒッパリオンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒッパリオン
ヒッパリオン
Hipparion

奇蹄目ウマ亜目ウマ科に属し,新第三紀鮮新世にいた小型のウマ。新第三紀中新世のメリキッパス Merychippus から分化した。ロバぐらいの大きさで,足の指は前後肢ともに 3本あり,このため中国において三趾馬(さんしば)の名がついた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ヒッパリオン【Hipparion】

奇蹄目ウマ科の絶滅した哺乳類。体長2m,肩高1.2mぐらいの小型のもので,前後趾とも3趾のメリキップスMerychippusより分化したグループの一つとされ,メリキップスと同じく3趾ではあるが,中央の1趾のみが機能し体重を支えて速く走ることができた。中国では三趾馬(さんしば)といい,化石を多産する赤色土層は〈三趾馬赤土層〉とよばれている。ヨーロッパアフリカアジアでは中新世後期から更新世初期,北アメリカでは鮮新世前期から更新世初期に広く分布し,地域ごとに多種多様なものが知られている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のヒッパリオンの言及

【ウマ(馬)】より

…中新世の後期は,全世界的な乾燥化があり草原性の環境が拡大したが,それに伴ってウマ科の第2回の大放散が見られた。パラヒップスの子孫のメリキップスMerychippusの体の構造は,より草原生活へ適応しているが,このほか小型のナンニップスNannippusヒッパリオン,大型のプリオヒップスPliohippusなどが出現している。ヒッパリオンは,北アメリカからユーラシアへ移動し,それまでの森林生活者のアンキテリウムと交代し,さらにサバンナの環境にまで進出し,次の第四紀の初めに,1指性のエクウスが出現するまで各地に残存していた。…

【絶滅生物】より

…恐竜類も白亜紀末までに絶滅し,新生代まで生き続けた種は一つもない。恐竜類絶滅の原因はいまだ謎であるが,鮮新世初頭に北アメリカからアジアに進出し,ユーラシアとアフリカで繁栄した3本指のウマ,ヒッパリオン属が鮮新世末に絶滅したのは鮮新世後期に現れたウマ属との,ヨーロッパのホラアナグマが更新世末に絶滅したのはアジアからヨーロッパへ進出したヒグマとの競合の結果と見られている。競合は絶滅をうながす原因の一つである。…

【鮮新世】より

…新生代第三紀の最後の部分で,約500万年前から200万年前までの時代。鮮新世の生物には現在生息している種類が多いが,哺乳類では三趾馬のヒッパリオンや長鼻類のステゴドンなど絶滅したものも少なくない。原始人類とされるラマピテクスはこの時代に生存した。…

※「ヒッパリオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ヒッパリオンの関連キーワードキャンターパンヒラコテリウムジャワ犀グレビー縞馬縞馬ウシウマウマ(馬)クアッガプシバルスキーウマ

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone