ビール(August Karl Gustav Bier)(読み)びーる(英語表記)August Karl Gustav Bier

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ビール(August Karl Gustav Bier)
びーる
August Karl Gustav Bier
(1861―1949)

ドイツの外科医腰椎(ようつい)(脊椎(せきつい))麻酔法を開発、その普及を図り、晩年は生命論関心を寄せた。ヘルゼンに生まれ、ベルリンライプツィヒキールの各大学で学び、キール大学では外科のエスマルヒFriedrich von Esmarch(1823―1908)の指導を受けた。1899年グライフスワルト大学、1903年ボン大学、1907年ベルリン大学の外科教授を歴任腰椎麻酔のほか、充血療法を開発した。

中川米造

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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