ピカルディ(英語表記)Picardie

デジタル大辞泉 「ピカルディ」の意味・読み・例文・類語

ピカルディ(Picardie)

フランス北部、オー‐ド‐フランス地方の南半を占める地域。14世紀からフランスを支配したバロア王家発祥の地。2度世界大戦ではともにドイツからの攻撃を受けた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピカルディ」の意味・わかりやすい解説

ピカルディ
Picardie

フランス北部,パリ盆地北部の地方。旧州。ソンム,エーヌ両県の大部分パドカレー県オアーズ県の一部を含む。中心都市アミアン。国王フィリップ2世の時代に,その一部は王領に吸収され (1185~91) ,百年戦争中はイングランドとフランスの抗争の場となったが,1435年ブルゴーニュ公領,77年再び王領地に併合された。 16~17世紀にたびたびスペイン軍が侵入,第1次世界大戦では戦場と化した。白亜質平原で,土壌の豊かな農業先進地帯である。なお地方行政区分のピカルディ地域 (レジオン) はソンム,エーヌ,オアーズ県の3県から成る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android