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ピューリスム purisme

大辞林 第三版の解説

ピューリスム【purisme】

第一次大戦後、フランスの画家オーザンファンと建築家ル=コルビュジエによって提唱された芸術運動。感情的・装飾的要素を排し、簡潔平明、合理的・機能的な造形表現を目指し、デザイン・建築に大きな影響を与えた。純粋主義。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピューリスム
ぴゅーりすむ
purismeフランス語

純粋主義。1918年、オザンファンとジャンヌレ(建築家ル・コルビュジエ)の2人は、『キュビスム以降』を出版して、キュビスムが単なる装飾に堕したことを非難し、造形言語を純粋化することを提唱したピューリスムを発表した。装飾性・幻想性・作家の個性などによって汚されることのない芸術を求めたこの運動は、機能と形態が直結している機械を崇拝し、絵画のモチーフにも規格化された日用品を用いることを主張する。彼らは翌19年創刊の雑誌『エスプリ・ヌーボー』(1925廃刊)を活動の拠点として広範な運動を進めたが、のちに幾何学的抽象主義の一つの理論的出発点とはなるものの、絵画の分野では直接にみるべき成果を生まなかった。しかし、ピューリスムの影響は建築・彫刻・工芸・音楽・演劇・社会科学にまで及び、なかでもル・コルビュジエによって多数の著述と作品に具体化された建築の分野では、現代建築の形式に計り知れない寄与をなした。また、工芸の分野において、バウハウスにおける機能主義と軌を一にして、手工芸的なものを排除し人間生活に即した機能的側面が追求されている。[染谷 滋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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