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ピョンアンプク(平安北)道 ピョンアンプクPyǒngan puk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピョンアンプク(平安北)〔道〕
ピョンアンプク
Pyǒngan puk

北朝鮮の北西部にある1級行政区。道庁所在地はシヌイジュ (新義州) 市。行政区域は2市 22郡。カンナム (江南) 山脈,チョギュリョン (狄踰嶺) 山脈,ミョヒャン (妙香) 山脈が北東から南西方向に並行しており,大部分が山地である。北西縁を中国との国境をなしてアムロク (鴨緑) 江が流れる。ソジョソン (西朝鮮) 湾に注ぐ河川の下流域に比較的広い平野や盆地が開ける。南部のテリョン (大寧) 江,タルチョン (撻川) 江の下流に広がるウンジョン (雲田) 平野は灌漑区が建設されて稲作が盛んであり,アムロク江の下流にも9万 haに及ぶ灌漑区がある。主作物はイネ,オオムギ,トウモロコシ,タバコ,ワタ。山間では畜産,養蚕,養蜂が行われ,チャンソン (昌城) 郡は山地の総合的利用に関する模範となっている。地下資源は金が豊富で,北朝鮮最大のウンサン (雲山) 金鉱,2位のテユドン (大楡洞) 金鉱のほか,クソン (亀城) 市,ソンチョン (宣川) 郡,ウイジュ (義州) 郡などに金鉱がある。無煙炭,黒鉛,タングステン,ニッケルも産出。アムロク江のスプン (水豊) ダムによって電力に恵まれる。工業はシヌイジュ市,クソン市,パクチョン (博川) ,スプン湖岸のチョンス (青水) ,東部山間のウンサン,ヒャンサン (香山) ,西部のトンリム (東林) ,ヨムジュ (塩州) などに発達しており,化学,機械,紡織の大工場も立地している。沿岸では漁業が盛んで,ヨムジュ郡には塩田がある。東部のクジャン (球場) 付近は石灰岩地帯で,トンリョン窟などの大鍾乳洞がある。面積1万 2200km2。人口 238万 (1987推計) 。

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