ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファルクベルゲ」の意味・わかりやすい解説
ファルクベルゲ
Falkberget, Johan Petter
[没]1967.4.5. リョロス
ノルウェーの小説家。本名 Lillebakken。鉱山労働者の子として生れ,みずからも8歳から 27歳まで銅鉱山で働き,独学した。作品は主として鉱山町の労働者の悲惨な生活を,方言交りの力強い文体で描く。 1906年地方紙の編集者となり,翌年,小説『黒い山』 Svarte fjelleで文壇に登場。熱烈なヒューマニストとして労働党から国会に出たこともある。代表作は2つの大河小説,『クリスチアン6世』 Christianus Sextus (1927~35) ,『夜のパン』 Nattens brød (40~59) 。
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