フォークランド紛争(読み)フォークランドフンソウ

共同通信ニュース用語解説 「フォークランド紛争」の解説

フォークランド紛争

英領フォークランド(スペイン語名マルビナス)諸島領有権を巡り、1982年4月2日に勃発した紛争。諸島には16世紀に英国人が到来、1833年から英国の実効支配が続く。アルゼンチンも領有権を主張。1965年の国連総会で交渉開始が決議されたが進まず、82年にアルゼンチンが侵攻した。同年6月14日にアルゼンチンの敗北で紛争は終結したが、領有権争いは続く。(ブエノスアイレス共同)

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知恵蔵 「フォークランド紛争」の解説

フォークランド紛争

アルゼンチン沖500kmの大西洋上のフォークランド(Falkland、アルゼンチン名はマルビナス=Malvinas)諸島の領有をめぐる、英国とアルゼンチンとの争い。1982年にアルゼンチン軍が占領、英軍は機動部隊を派遣し、2カ月余りの激戦の末、英国が勝利。双方に約1000人の死者を出した。両国は89年10月に敵対関係の終結を宣言、90年2月に国交を回復した。2001年8月には、英国のブレア首相がアルゼンチンを訪問した。

(伊藤千尋 朝日新聞記者 / 2007年)

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