フリードリッヒ ゴーガルテン(英語表記)Friedrich Gogarten

20世紀西洋人名事典 の解説

フリードリッヒ ゴーガルテン
Friedrich Gogarten


1887.1.13 - 1967.10.16
ドイツの神学者。
ゲッティンゲン大学教授。
ドルトムント生まれ。
牧師を経て、1927年イェーナ大学プロテスタント神学講師、’31年ブレスラウ大学、’35年にゲッティンゲン大学教授就任。最初は弁証法神学の「危機神学」の指導者として活躍、また一時はナチスのドイツ・キリスト者運動に同調直後に離反。以後、トレルチやドイツ観念論を批判、戦後グリーゼバハハイデッガーの影響を受け実存主義的神学を展開、世俗と真の信仰との両立関係を求めた。著書に「われは三位一体の神を信ず」(’26年)、「政治的倫理」(’32年)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報