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フレキソ印刷 フレキソいんさつ

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世界大百科事典 第2版の解説

フレキソいんさつ【フレキソ印刷】

凸版状のゴム版を使っての印刷で,版が柔軟であるところから,フレキソグラフflexographとも呼ばれるアニリン染料インキを用いたことから,アニリン印刷aniline printingともいわれたが,現在は顔料インキを用いる場合が多くなったのでフレキソ印刷といわれるようになった。版が比較的弾力に富むので,インキは流れやすいさらさらとしたものを使い,印刷のときはあまり強く圧をきかさない。このため印刷機械はそれほど頑丈でない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フレキソ印刷
ふれきそいんさつ

ゴム版を用い、簡単な装置で印刷する方法。ゴム版がフレキシブルflexible(柔軟性)であるのでフレキソグラフflexographといわれ、日本では略してフレキソと称する。かつてはアニリン系のインキを利用したのでアニリン印刷ともいった。フレキソ印刷で使用するインキには水性インキ、UVインキ、溶剤型インキがある。水性インキは環境には良いが、乾燥に時間がかかるというデメリットがある。UVインキは、UV(紫外線)乾燥装置によりすぐに乾燥(正確には硬化)するが、水性インキに比べてインキのコストエネルギー消費量が高い。紙媒体には水性インキとUVインキの使用が多いが、ポリエステルアセテート等のフィルムなど非吸収面への印刷には溶剤型インキが使用される。ゴム版は突出したところにインキのつく凸版形式であり、インキ装置も簡単であり、比較的軽快な構造をもつ印刷機を使用する。軽い印刷圧力なので高級印刷には向かないが、包装紙(多色印刷をも含む)や各種のパッケージコンピュータ用の印刷物(ビジネスフォーム印刷)に利用される。版の材料としてゴムばかりでなく、感光性のある合成樹脂版が使われる。これに写真製版組み合わせることによって、精密な印刷もできるようになった。[山本隆太郎・中村 幹]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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