ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブールノンビル」の意味・わかりやすい解説
ブールノンビル
Bournonville, Auguste
[没]1879.11.30. コペンハーゲン
デンマークの舞踊家。フランスの舞踊家アントアーヌ・ブールノンビル (1760~1843) の息子で,父から手ほどきを受けた。デンマーク王立舞踊学校を修了後,1824年,パリに出て A.ベストリスにつき,26年パリ・オペラ座のソリストになった。 29年帰国して振付を始め,以後デンマーク王立バレエ団の首席舞踊手兼振付師として『ラ・シルフィード』 (1836) ,『ナポリ』 (42) ,『ゼンツァーノの花祭』 (58) など 50以上の作品を作った。その間ウィーン,ストックホルム,ペテルブルグ,モスクワでも教え,作品を上演。 77年公式に引退しナイトの称号を得たが,2年後に没するまで旺盛な活動を続けた。ブールノンビル・スタイルとして後代に強い影響を与え,デンマークでは今日でもほとんどこのスタイルが踏襲されている。
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