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プラズマ圏(読み)プラズマけん(英語表記)plasmasphere

世界大百科事典 第2版の解説

プラズマけん【プラズマ圏 plasmasphere】

電離圏で生成された数eV以下の粒子エネルギーのプラズマで満たされた地球を取り巻くドーナツ形の領域。プラズマ圏は地磁気緯度約60゜で地表から出る磁力線におおわれた形をしており,プラズマ数密度は赤道面で102~103個/cc程度である。その外側ではプラズマ密度は急激に減少し,1~10個/cc程度になる。この二つの領域の境界をプラズマポーズplasmapauseと呼ぶ。プラズマ圏は電離圏のプラズマが地球の磁力線に沿って上方へ拡散し,蓄積されてできたもので,電離圏の延長にすぎないが,通常1000km程度の高さまでを電離圏,これより高い領域をプラズマ圏と呼ぶことが多い。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のプラズマ圏の言及

【磁気圏】より

…プラズマの温度や速度分布は場所により著しく変わるので,これらの特徴によりいくつかの領域に分けることができる。(1)プラズマ圏plasmasphere 地球の中心からRE+約1000kmより上側で,午前側で約4RE,夕方側で約6REまでの領域は,その下にある電離圏から流れ出た比較的温度の低いプラズマ(104~105K)によって満たされており,プラズマ圏として他の領域と区別される(図4)。プラズマポーズplasmapauseと呼ばれるプラズマ圏の上側境界では,プラズマの密度が急激に変わり,102~103個/cm3から1~10個/cm3への1けた以上の減少が0.1REくらいの狭い領域で観測される。…

【磁気圏】より

…プラズマの温度や速度分布は場所により著しく変わるので,これらの特徴によりいくつかの領域に分けることができる。(1)プラズマ圏plasmasphere 地球の中心からRE+約1000kmより上側で,午前側で約4RE,夕方側で約6REまでの領域は,その下にある電離圏から流れ出た比較的温度の低いプラズマ(104~105K)によって満たされており,プラズマ圏として他の領域と区別される(図4)。プラズマポーズplasmapauseと呼ばれるプラズマ圏の上側境界では,プラズマの密度が急激に変わり,102~103個/cm3から1~10個/cm3への1けた以上の減少が0.1REくらいの狭い領域で観測される。…

※「プラズマ圏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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