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プラート Prato

デジタル大辞泉の解説

プラート(Prato)

イタリア中部、トスカーナ州の都市。フィレンツェの北西約20キロメートルに位置し、ビゼンツィオ川に沿う。12世紀より自治都市となり毛織物工業で発展。その後一時停滞したものの19世紀に再び隆盛し、同国における毛織物の三大産地の一に数えられる。フィリッポ=リッピのフレスコ画やドナテロの説教壇で知られるプラート大聖堂、中世の毛織物を所蔵する織物美術館、13世紀に神聖ローマ皇帝フリードリヒ(フェデリコ)2世が建てたインペラトーレ城がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プラート
ぷらーと
Prato

イタリア中部、トスカナ州プラート県の県都。人口17万0388(2001国勢調査速報値)。フィレンツェ北西19キロメートル、ビゼンツィオ川右岸に位置する工業都市。主産業である毛織物工業は12世紀に勃興(ぼっこう)し、16世紀に一時停滞したのち、1820年以降ふたたび活発化した。ビエッラ、ビチェンツァと並ぶイタリア毛織物工業の三大中心地の一つ。その特徴として、原料に大量の毛ぼろを利用していることがあげられる。9世紀の村落に起源を有し、12世紀には自治都市となった。ドナテッロの浮彫り「幼児のダンス」やフィリッポ・リッピのフレスコ画などをもつ大聖堂(13~15世紀)がある。1863~1931年にはプラート・イン・トスカナPrato in Toscanaとよばれた。[堺 憲一]

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