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プレビッシュ プレビッシュPrebisch, Raúl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プレビッシュ
Prebisch, Raúl

[生]1901.4.17. ツクマン
[没]1986.4.29. サンチアゴ近郊
アルゼンチンの経済学者。ブエノスアイレス大学で経済学を専攻し,1925~48年同大学教授。 30~32年大蔵次官,35~43年中央銀行初代総裁,48~62年国連ラテンアメリカ経済委員会 ECLA初代事務局長。 63~69年国連貿易開発会議 UNCTADの事務総長に任命され,64年 UNCTAD第1回会議に『開発のための新しい貿易政策を求めて』 Towards a New Trade Policy for Developmentと題するいわゆるプレビッシュ報告を提出した。「中心」と「周辺」の構造的関係が低開発を生み出しているとする開発経済学構造学派の旗手。 69年 ECLAラテンアメリカ経済社会計画研究所所長。 73年国連事務総長特別顧問。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プレビッシュ
ぷれびっしゅ
Ral Prebisch
(1901―1986)

アルゼンチンの経済学者。ブエノス・アイレス大学卒業後、1925年から48年まで同大学で教鞭(きょうべん)をとった。この間、1935年にはアルゼンチン中央銀行の創設に参与、43年まで初代総裁を務めた。第二次世界大戦後、国連ラテンアメリカ経済委員会(現ラテンアメリカ・カリブ経済委員会)事務局長(1948~62)、国連貿易開発会議(UNCTAD(アンクタッド))初代事務局長(1964~69)として活躍。UNCTAD第1回会議で、一次産品問題の討議用資料、いわゆる「プレビッシュ報告」を出し、開発途上国の交易条件の長期的悪化傾向を指摘、途上国の発展のためには、世界貿易構造の変革、途上国の経済社会構造の改革とともに、途上国の地域経済統合、特恵制度の採用が必要であることを主張。その後、ラテンアメリカ経済社会研究所所長、米州開発銀行総裁顧問を歴任した。[相原 光]

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