コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヘモグロビンA1c へもぐろびんえーわんしー Hemogloin A1c

2件 の用語解説(ヘモグロビンA1cの意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

ヘモグロビンA1c

糖尿病の診断・治療において血糖値に並ぶ重要な指標の一つで、採血直前の食事の影響を受けず過去およそ1~2カ月間の平均的な血糖レベルを推測することができる。ヘモグロビンAにグルコース(血糖)が結合したグリコヘモグロビン(糖化ヘモグロビン)の一種。
日本糖尿病学会による糖尿病診断基準では、従来は、早朝空腹時血糖値、75グラム糖負荷試験の2時間値、随時血糖値の3つが用いられてきた。2010年7月からこれにHbA1c値を加え、6.5パーセント以上を示した場合は、その他3つを再検査して判定するとしている。
HbA1c値は、赤血球にあるヘモグロビンのうちグルコースと結びついているものがどのぐらいの割合で存在するかを示し、百分率で表示する。
日本では1990年代に独自に策定した測定基準によるJDS(Japan Diabates Society)値が広く用いられてきたが、測定機器の精度向上などにより国際標準であるNGSP(National Glycohemoglobin Standardization Program)値との開きが顕著となって、先の診断基準改定を機に学術論文NGSP値への統一が決まった。次いで2012年4月からは、一般の臨床においてもNGSP値へ完全移行している。ちなみに、JDS値はNGSP値より約0.4パーセント低い。
ただし、40歳以上の被保険者に実施されている特定健康診査では、12(平成24)年度中は従来のJDS値を用いてJDS値5.2パーセント以上を特定保健指導の対象とし、JDS値6.1パーセント以上を医療機関への受診勧奨の対象としている。13(平成25)年度以降の対応は、2012年4月時点ではまだ決まっていない。

(石川れい子  ライター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典の解説

ヘモグロビンA1c

 グリコシルヘモグロビン,グルコヘモグロビン,糖化ヘモグロビンともいい,ヘモグロビンAのβ鎖のN末端アミノ酸基にグルコールがシッフ塩基の形で共有結合しているもの.血中ヘモグロビンの5%程度を占める.糖尿病で増加するので,その指標となる.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ヘモグロビンA1cの関連キーワード糖尿病薬血糖値FBS空腹時血糖値食後血糖値食後高血糖境界糖尿病境界型糖尿病空腹時血糖(FBS・FPG)ヘモグロビンA1c(HbA1c)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ヘモグロビンA1cの関連情報