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ヘルマンド川 ヘルマンドがわHelmand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘルマンド川
ヘルマンドがわ
Helmand

アフガニスタン中央山岳部 (ヒンドゥークシ山脈系) に源を発し,同国南西部各州を流れる川。本流はカブール西方の山岳に源を発し,いくつもの支流を合せてほぼ南西に流れ,イランとの国境地帯にあるシースターン沼沢地帯に流入する。全長 1400km。支流が多く,主としてガズニー州に源をもつルーラー川,タルナク川,アルガンダーブ川,ゴール州に源をもつワクハーン川などが本流に注ぐ。山間部では,多くの遊牧民の憩いの場となる。下流は砂漠地帯を横断するが,乾季でも水量は豊富で,本流のカジャーキー貯水池のほか各支流にも貯水池が多く,下流一帯は重要な灌漑農業地域になっている。近代的な灌漑施設や多目的ダムが建設されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘルマンド川
へるまんどがわ
Helmand

アフガニスタン南西部を流れる同国最長の川。同国中央部、カブールの西方80キロメートル、ヒンドゥー・クシ山脈南部の標高3000メートルに源を発し、南西流して、イランとの国境のヘルマンド湖に注ぐ。全長約1300キロメートル。アルガンダーブ川とタルナク川がおもな支流である。1946年以来、アメリカの援助を受けて、ヘルマンド河域の開発計画が実施され、ダムと運河の建設による砂漠の耕地化と遊牧民の定着が図られたが、期待された成果はあがらなかった。[勝藤 猛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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