山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヘンリ3世」の解説
ヘンリ3世(ヘンリさんせい)
Henry Ⅲ
1207~72(在位1216~72)
プランタジネット朝第4代のイングランド王。ジョン王の長子。教皇庁への従属,外国人重用,対フランス戦争の失敗,重税など失政が多く,モンフォールらの貴族の反抗を招き,1258年オクスフォード条項を承認した。のちこれを破棄したため内乱が起こり,65年聖職者,貴族や州騎士,市民の代表を集めて国政を議したが,一般にこれがイギリス議会の起源といわれる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報