ホフマン(読み)ほふまん(英語表記)Friedrich Hoffmann

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホフマン(Friedrich Hoffmann)
ほふまん
Friedrich Hoffmann
(1660―1742)

ドイツの医学者。2月19日ハレに生まれ、イエナ、エルフルトで医学を学ぶ。ミンデンで実地医療に携わり、その間イギリスに旅行して化学者のボイルと親交を結んだ。1693年新設のハレ大学教授に迎えられて、ほぼ終生この職にあり、当地の名を高めた。1742年11月12日没。
 ホフマンは、ハレ大学の同僚G・E・シュタール、ライデンのブールハーフェと並ぶ18世紀初頭の医学の体系家であった。シュタールがアニマという概念によって形相を重んじたのに対して、ホフマンは運動の法則を重視し、決定論に傾斜したといわれる。ホフマンにとって、人体は1個の機械であり、脳に由来して全身に行き渡る精気や血管内の血液の動き、種々の病的現象を引き起こす組織の緊張や弛緩(しかん)など、すべてが物理の法則で説明できると考えた。実証よりも思弁が先行したのは、当時の物理、化学の水準を反映している。薬物療法にも多くのくふうを加え、また『体系・合理医学』『医学の基礎』など多数の著作を残した。[梶田 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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