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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…一つの傾向は心を身体や物体との連続あるいは親和の関係でとらえ,他方はその間の非連続と対立関係を強調し,身体的・感覚的な存在次元を超える理性的な精神活動にもっぱら注目する。発生的な順序では第1の見方が古く,心あるいは魂に相当するギリシア語の〈プシュケーpsychē〉(ラテン語ではアニマanima)は,原義においては気息(息)を意味し,生きた人間の身体に宿ってこれを動かし,死に際してその身から離れ去る生気のごときものを指す言葉であった。しかしアテナイを中心とする古典期のギリシアでは,もうひとつ別の用法がすでに一般化している。…
…生気論派の彼は,機械論派のF.ホフマン,物理化学折衷派のH.ブールハーフェとともに,体系医学派の3大家といわれる。彼のアニミスムス(精神論)によれば,アニマは感覚,運動,栄養摂取,排出など,あらゆる生活現象の本源で,外的有害要素に対するアニマの反応が疾病であり,この力を補うことを治療方針とした。主著に《真正医学説Theoria medica vera》(1708)があり,アニミスムスは18世紀後半の生気論の口火となった。…
…しかし,いずれにせよ,精神は超自然的秩序に属するか,あるいはそれにつながるものと考えられている。プラトンにあって超自然的イデアを直観する力をもつと見られる人間の精神(ヌース)や,アウグスティヌスにあって神の光によって照明されるとされる人間の精神(アニマ)も,元来超自然的秩序(イデア界や〈神の国〉)に属するものなのである。したがって,ここでは人間における身体と精神はまったく異なった秩序に属するものであって,精神は身体から分離可能であるばかりでなく,むしろ身体の穢れから浄化されるべきものと考えられる。…
…身体にひそむと信じられる超自然的な存在。人間だけでなく万物にひそむとされるときはアニマanimaといわれる。また古代ギリシアでは,プシュケーという霊魂概念が知られている。…
※「アニマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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