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ボイル家 ボイルけBoyles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボイル家
ボイルけ
Boyles

イギリス系アイルランド貴族の家系。 16世紀の前半にコーク (伯) リチャード・ボイルが南アイルランドに領地を獲得したのに始る。その長子リチャード (1612~97) は父を継いで2代伯になったが,その前から父に従ってアイルランド反乱の鎮定にあたり,清教徒革命中は国王派にくみした。王政復古後,ヨークシャーの統監になり,1663年イングランドのバーリントン伯に叙せられた。彼の弟ロージャー (21~79) は,清教徒革命に議会派の指揮官として参加し,50年 O.クロムウェルからアイルランド軍司令官に任じられた。王政復古にあたってはチャールズ2世のために南アイルランドを確保し,60年アイルランド司法官に任命され,オレリー伯に叙せられた。『戦争技術論』 Treatise on the Art of War (77) の著作のほか,いくつかの戯曲も書いた。彼の次男が,哲学に造詣の深かった4代オレリー (伯) 。4代コーク伯 (兼3代バーリントン伯) リチャード (95~1753) も文芸に関心が深く,政治生活において枢密顧問官,ヨークシャー統監,アイルランド大蔵長官などの要職を歴任するかたわら,自邸バーリントン館を改築して文学者や芸術家のクラブにした。オレリー伯 (4代) の子ジョン (07~62) は5代コーク伯と5代オレリー伯を兼ねたが,彼もまた J.スウィフト,A.ポープ,S.ジョンソンらの友人かつパトロンとしてみずからも文筆をよくし,なかでも『スウィフト論』 Remarks on Swift (51) は有名。

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