ボリス アクーニン(英語表記)Boris Akunin

現代外国人名録2016の解説

ボリス アクーニン
Boris Akunin

職業・肩書
推理作家,日本文学研究家,翻訳家,文芸批評家

国籍
ロシア

生年月日
1956年5月20日

出生地
ソ連グルジア共和国トビリシ(ジョージア)

本名
チハルチシヴィリ,グリゴリー〈Chkhartishvili,Grigorii Shalvovich〉

別名
別名=Borisova,Anna

専門
日本文学

学歴
モスクワ大学(アジア・アフリカ諸国研究所)〔1973年〕卒

勲章褒章
旭日小綬章(日本)〔2009年〕

受賞
アンチ・ブッカー賞〔2000年〕「ファンドーリンの冒険」,野間文芸翻訳賞(第16回)〔2007年〕,国際交流基金賞(文化芸術交流部門,2009年度)

経歴
父がグルジア系だが、モスクワで育った。少年時代、安部公房の作品集を読み、日本文学の魅力に憑りつかれる。1970年東海大学交換留学生として来日。’80年代後半にはペレストロイカで解禁となった三島由紀夫をはじめ、島田雅彦、多和田葉子らの作品を次々とロシアに紹介する。特に三島作品「サド侯爵夫人」「近代能楽集」「真夏の死」「金閣寺」のロシア語訳で知られる。文芸誌「外国文学」評論部長を経て、副編集長、のち編集長。ロシア語版「日本文学選集」の編集責任者も務め、日本の雑誌「新潮」などに寄稿する気鋭の批評家でもある。2007年三島由紀夫のロシア語訳で野間文芸翻訳賞を受賞。一方、ボリス・アクーニン(悪人)のペンネームでミステリー作家としても活躍し、1998年〈ファンドーリンの冒険〉シリーズを発表。気品ある作風で人気を呼び、俗悪とされていた推理小説の印象を変えた。ミリオンセラーを連発し、世界各国で翻訳されている。他の作品に「堕ちた天使 アザゼル」「ロマン・キノー」「リヴァイアサン号殺人事件」、研究書に「作家と自殺」「自殺の文学史」などがある。’91年8月革命時には妻とともに“ホワイトハウス”前でエリツィン派と行動をともにした。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報