ポタラ宮殿(読み)ポタラきゅうでん(その他表記)Potala

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポタラ宮殿」の意味・わかりやすい解説

ポタラ宮殿
ポタラきゅうでん
Potala

チベット,ラサのマルポリ (赤い丘) の斜面にあるダライ・ラマ宮殿。第5代ダライ・ラマ (1617~82) により 1645年から造営され,その没後の 1694年,摂政サンゲギャツォの手によりほぼ今日の威容が整えられた。ポタラとは観音の住処 Potarakaの転訛で,観音は建国の英主ソンツェンガンポや歴代ダライ・ラマに化身したと信じられる。 1994年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ポタラ宮殿」の解説

ポタラ宮殿
ポタラきゅうでん
Potala

チベットの首都ラサの西郊マルポリの斜面にある,壮大華麗なダライ=ラマの宮殿
7世紀にソンツェン=ガンポによって創建され,チベットの宗教政治中心で,17世紀に現在の建物が完成した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android