日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポドゴルヌイ」の意味・わかりやすい解説
ポドゴルヌイ
ぽどごるぬい
Николай Викторович Подгорный/Nikolay Viktorovich Podgornïy
(1903―1983)
ソ連の政治家。ウクライナの労働者の出身で、1930年ソ連共産党に入党。1931年から1939年まで精糖工場の技師を勤めたのち、ウクライナ共和国食品工業担当次官。ウクライナ政府と党のさまざまな役職を歴任。フルシチョフ第一書記のもとで1956年党中央委員、1960年同幹部会員、1963年同書記に昇進。フルシチョフ失脚後の1965年に最高会議幹部会議長(国家元首)に就任し、ブレジネフ党書記長、コスイギン首相とともに集団指導体制の一翼を担ったが、ブレジネフの権力集中の過程で1977年にその地位を失い、年金生活に入った。
[原 暉之]
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