マイクロフィラメント(読み)まいくろふぃらめんと(英語表記)microfilament

デジタル大辞泉 「マイクロフィラメント」の意味・読み・例文・類語

マイクロフィラメント(microfilament)

微小管中間径フィラメントとともに細胞骨格を構成するたんぱく質線維。直径5~8ナノメートル。アクチン主成分とすることから、アクチンフィラメントとも呼ばれる。ミクロフィラメント微小線維。微細線維。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイクロフィラメント」の意味・わかりやすい解説

マイクロフィラメント
まいくろふぃらめんと
microfilament

真核細胞の細胞質にみられる、4~7ナノメートルの太さの繊維状構造をいう。微小繊維、微小糸、微細糸ともよぶ。個々の繊維が平行に集まって束を形成している場合が多いが、細胞膜下に網目構造をとる場合もある。アクチン分子が、37ナノメートルの繰り返し周期の二重螺旋(らせん)状に重合したものと考えられている。この点で、筋肉の細いフィラメントと本質的には同一と考えられるが、筋肉のものに比べ容易に生成・消滅する。骨格筋のH-メロミオシンと結合し矢じり状構造を示す。免疫蛍光法によって、光学顕微鏡でもその存在を知ることができる。マイクロフィラメントは、原形質流動アメーバ運動、先体反応などの非筋肉性細胞運動に関係しているとされている。

[馬場昭次]

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栄養・生化学辞典 「マイクロフィラメント」の解説

マイクロフィラメント

 →ミクロフィラメント

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世界大百科事典(旧版)内のマイクロフィラメントの言及

【細胞】より

…さらに繊維構造は,デスモソームdesmosomeを介して細胞間の結合にも関係しており,細胞集団の形態形成は,各細胞内の繊維構造の再編成とその繊維構造による力の発生および伝達で実現される。 このように多方面にわたる細胞機能に関係している細胞骨格cytoskeltonは,複雑で細胞種によっても微妙に違うが,それぞれ特色ある3グループの繊維(微小管,中間繊維,マイクロフィラメント)によってつくられる構造に大別される。これらの繊維構造は,それぞれの構成タンパク質を抗原として調製した蛍光抗体で,細胞を染めれば,蛍光顕微鏡によってこれらの細胞骨格構造を識別することができる。…

※「マイクロフィラメント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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