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マナセの祈り マナセのいのりThe Prayer of Manasseh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マナセの祈り
マナセのいのり
The Prayer of Manasseh

旧約聖書外典の一つ。前2世紀中頃から1世紀中頃の作といわれ,ギリシア語,シリア語,アラム語訳などがある。『歴代誌下』 33章のユダ王マナセが罪を犯し,悔い改めの祈りによって救われるという記事をかりて,悔い改めの祈りと神の賛美が描かれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

マナセのいのり【マナセの祈り Prayer of Manasses】

旧約聖書外典中の一書。《歴代志》下33章18~19節にヒントを得て,前2世紀中葉以後,後1世紀中葉以前に創作された悔い改めの詩(ギリシア語で17行)。その思想的中心は,神の憐れみと罪人の悔い改めである。罪を犯さず悔い改めを必要としない義人と,悔い改めを必要とする罪人とが区別されるが,神は義人の神であると同時に悔い改める者の神でもあるとされる。これは《ソロモンの詩篇》の思想に近く,終末論的な要請なしに悔い改めが説かれている点が新約聖書の思想と対比して興味深い。

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