20世紀西洋人名事典 「マフムードタイムール」の解説
マフムード タイムール
Mahamūd Taymūr
1894 - ?
エジプトの作家。
エジプト近代小説の創始者として知られるムハンマドの弟で、兄の文学的意図を理解し、多彩な作品を次々と発表し、その作品は西欧諸国語で訳され、エジプト現代文学の第一人者となる。作品は現代エジプトの都市、農村社会、古代神話などを題材とし、形式と内容が一致融合した文章はアラビア散文として定評がある。主な作品には「長老ジェムア」「クライシュの鷹」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報