マリヌス・ファン・レイメルスウェーレ(英語表記)Marinus van Reymerswaele

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マリヌス・ファン・レイメルスウェーレ
Marinus van Reymerswaele

[生]1493頃.ゼーラント
[没]1570頃
オランダの画家。 N.ツィーリクゼに学び,1509年にアントウェルペンの S.ファン・デーレの工房に入った。その後 Q.メツィスやドイツ絵画の影響を受けてマニエリスム様式を展開。作品は銀行家,商人,税徴集人などの肖像画が多い。特に『聖ヒエロニムス』 (マドリード,プラド美術館ほか) ,『両替屋とその妻』 (同) ,『収税吏』 (ロンドン,ナショナル・ギャラリーほか) の3つの主題を好んで描いた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android