日本大百科全書(ニッポニカ) 「マーリキー学派」の意味・わかりやすい解説 マーリキー学派まーりきーがくは イスラムの四大法学派の一つで、マーリク・イブン・アナスを始祖とする。預言者が活躍した町メディナの慣行を重視し、「個人の意見」を避けた始祖の学風を継承しているが、ハンバリー学派ほど復古主義的ではない。この学派は主として西方イスラム世界(エジプト、スペイン、アフリカ)に勢力をもっている。[小田淑子][参照項目] | イスラム法 | マーリク・イブン・アナス 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例