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メルクール メルクール Merkur

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メルクール
メルクール
Merkur

ドイツの雑誌。 1947年シュツットガルトで,「ヨーロッパ的思考のためのドイツ雑誌」として発刊され,高級総合雑誌として声価を得ている。また以前にも,ウィーラントによる『ドイツ・メルクール』 (1773創刊) ,エルベンによる『シュワーベン・メルクール』 (85) ,ナポレオンに「第5の強国」と恐れられたゲレスの『ライン・メルクール』 (1814) ,E.フリッシュの『新メルクール』 (1914) がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メルクール
めるくーる
Merkur

ドイツの文化・文芸・政治・思想の月刊批評誌。1947年ヨアヒム・モラスJoachim Moras(1902―61)とハンス・ペシュケHans Paeschke(1911―91)の共同編集で、シュトゥットガルトのドイツ出版社協会より創刊。副題は「ヨーロッパ思想のためのドイツの雑誌」Deutsche Zeitschrift fr europisches Denkenである。広い見地にたって政治と文化を考察するのが、この雑誌の特色といえよう。61年モラスの死去によりペシュケが単独編集。その後発行所もかわり、68年以降クレット・コッタ社Verlag Klett-Cotta発行、販売部数は約5000。編集部は98年にベルリンに移り、現在の2名の編集者はドイツ文学を専攻。誌名のメルクールは、神々の使者であるマーキュリー神に由来する。おもな読者は、文学、文化、政治、社会問題に批判的関心をもつ知識人層。雑誌の特徴としては時流に迎合しない批判性、反ユートピア的思考、党派性にとらわれないリベラリズムがあげられる。文化的関心と政治的関心の両面に配慮した編集方針をとっている。おもに大学教員が執筆する文芸時評、哲学批評、社会批評を中心記事とし、文化・文芸・社会批評総合誌という性格をもっている。[松本道介]

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