モシ-オ-トゥニャ/ヴィクトリアの滝(読み)モシオトゥニャ ヴィクトリアのたき

世界遺産詳解 の解説

モシオトゥニャ ヴィクトリアのたき【モシ-オ-トゥニャ/ヴィクトリアの滝】

1989年に登録されたザンビアジンバブエの世界遺産(自然遺産)。ヴィクトリアの滝は両国国境に位置し、アフリカ南部最大の大河であるザンベジ川の中流域にあり、ナイアガラの滝(北米)、イグアスの滝(南米)とともに世界三大瀑布に数えられている。この滝の幅は1700m、最大落差は150m、その水量は最大時には毎分5億ℓに達する。その水煙は20km先からも見ることができるといわれている。滝名は、1855年11月16日、イギリスの探検家デヴィッド・リヴィングストンがヨーロッパ人として初めて到達し、当時のイギリス国王ヴィクトリア女王にちなんで名づけたもの。現地の人々は、この滝を「雷鳴轟く水煙」を意味する「モシ・オ・トゥニャ」と呼んでいる。この滝は水流による浸食により、少しずつ位置が移動している。◇英名はMosi-oa-Tunya / Victoria Falls

出典 講談社世界遺産詳解について 情報