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ザンベジ川 ザンベジがわZambezi River

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ザンベジ川
ザンベジがわ
Zambezi River

アフリカ大陸南部の川。全長 3540km。流域面積 133万km2ザンビア北西端付近に源を発し,アンゴラ東部,ザンビア西部をほぼ南流,途中ナミビアとの国境の一部を形成したのち北東流してザンビアとジンバブエの国境を形成,モザンビークに入ってほぼ南東流しインド洋に注ぐ。網の目のような多くの支流を集め,流域はほとんど標高 900m以上のサバナの高原で,深い峡谷を刻む。1498年バスコ・ダ・ガマが河口に到達,以後ポルトガル人の内陸進出ルートとなった。19世紀中頃,デービッド・リビングストン中流地域を探検。ザンビア,ジンバブエ国境にビクトリア瀑布,その下流にカリバダムがある。モザンビークではテテ県のカボラバッサに,ザンビアでは支流カフエ川にダムが建設された。内陸交通の手段として重要で,カボラバッサのダム,ビクトリア瀑布など,いくつかの地点でとぎれながらも河川交通に利用されている。

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デジタル大辞泉の解説

ザンベジ‐がわ〔‐がは〕【ザンベジ川】

Zambezi》アフリカ大陸南部の川。アンゴラ東部に源を発し、ザンビア・ジンバブエの国境を流れてインド洋のモザンビーク海峡に注ぐ。長さ2736キロ。中流にビクトリア滝カリバ湖がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ザンベジ川
ざんべじがわ
Zambezi River

アフリカ大陸南部を流れる大河。同大陸からインド洋に注ぐ最大の川である。全長2740キロメートル、流域面積133万平方キロメートルで、アフリカではコンゴ川、ナイル川、ニジェール川に次ぐ。ザンビアの北西端カレネ丘陵に源を発し、同国西部をルエナ川、ルンゲ・ブンゴ川、ルアンギンガ川などを合流して南流。ついで同国の南境となって流れ、ジンバブエ側からシャンガニ川、サニャーチ川、ザンビア側からカフエ川、ルアングワ川などを合流しながら東流する。この間にビクトリア滝やカリバ湖がある。モザンビークに入って南東流に転じ、沿岸部で三角州を形成して、ベイラの北東210キロメートル付近でモザンビーク海峡に注ぐ。流量の変化は大きくないが、3~4月に高水位、10~11月に低水位を示す。急流があるため内陸水路としての利用価値は少ないが、急流を利用して、ザンビアとジンバブエとの国境にカリバ・ダム、モザンビーク領内にカボラ・バッサ・ダムなど、大規模なダムと発電所が建設されている。この川の流域は1851~56年のリビングストンや1858~60年のカークの探検によって世に知られるようになった。[堀 信行]

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